教材案内

18年の研究の集大成としてベスト版がついに完成
 

神戸国語教育研究会カプス。カプスとは英語でcopse「雑木林」という意味です。

21世紀の教育の土台をどうつくりあげるかというテーマのもとに、公立・私立高等学校の教員や予備校講師がその垣根を取り払い、多種の木々が混在する雑木林のように渾然一体となり活動してきました。現在は、新しい時代にふさわしい人材育成のために役立つ「課題解決型学習」と「アクティブ・ラーニング」のための教材作りに取り組んでいます。従来の国語の教科書的な文脈を離れて、「人間とはなにか?」「人生とはなにか?」を教える側と教えられる側が共に熱く語り合える教材を目指し研究を続けて19年目になります。
2001年「生き方GET Vol.1(「心理・哲学」「生と死」)」、2003年「生き方 GET Vol.2 (「環境」「経済」「男と女」)」、2005年「生き方GET Vol.3 (「情報」「国際化」)」、2008年「生き方GET Vol.4 (「文化」「最終章」)」を刊行。そして、このたび「生き方GET BEST10」を刊行する運びとなりました。
ここにある10のカプスの教材は、10年以上の実践の中で生徒の心に響いたものだけを集めています。文章を読んで自分の意見を「話す」「書く」なかで、何かが変わる。自分に嘘がつけなくなるからです。生徒に「とことん」自分に向き合う機会を与え、彼らからその場かぎりの付け焼き刃ではない、本物の言葉を引き出すことができると考えます。
 
 

掲載作品例

【お金のこととなると相談しにくいのはなぜ?】
 …青木雄二 『ゼニの人間学』
 
【今、恋してますか?幸せですか?】
…宇多田ヒカル 『Automatic』
 尾崎豊 『I LOVE YOU』
 花村萬月 『二進法の犬』
 
【正義ってなんだろう?】
 …久美沙織 『正義ってなんだろう 10代の哲学』
 

研究会会員の声

★「学力」とともに数値化されない「人間性」を高める教育の時代が来たと思います。正解のない問題に、人と人が関わりあいながら合意できる答えを見つけ出していく「課題解決型」の学習の教材として、ふさわしいものができあがりました。
 
★自分の思いや考えをしっかりと持ち、それを伝え合うことで、互いを理解することができる。文章にまとめることをとおして、人の意見や考え方を受けとめて、さらに自分の考えを整理し、発展させる力を身につけることができる。この1冊から世界は広がります。
 
 
 
上野 千鶴子氏(東京大学大学院教授~「生き方GETVol.2」によせて
冒頭の1行がいいですね。おもしろいですねえ。目配りがいいですねえ。こんな本が国語の教科書ならやる気がするでしょうねえ。こんなテキストの中にお仲間入りさせていただいて、ありがとう。

現代社会における様々な問題に触れ、その見識を深める科目として「現代文」の授業があります。しかしながら、教科書を使った授業の中では一方的な解釈・分析に時間が割かれがちであるといい現状があります。

一方、大学入試の多様化、社会で求められる資質に対応するためには、生徒たち自らが「考える」授業の展開が強く望まれています。本書はそういった授業の教材として最適な教材です。


テキストとして使用された主な学校

兵庫県立神戸高塚高校
兵庫県立山崎高校
兵庫県立御影高校
同志社大学文学部哲学科
私立仁川学院中学校
兵庫県立明石城西高校
昭和薬科大学付属中学校
愛媛県立松山東高校
 

研究実践された主な学校

兵庫県立星陵高校
兵庫県立伊川谷北高校
兵庫県立御影高校
兵庫県立北須磨高校
兵庫県立山崎高校
兵庫県立洲本高校
兵庫県立神戸高塚高校
兵庫県立東灘高校
尼崎市立尼崎産業高校
兵庫県立夢野台高校
兵庫県立柏原高校
兵庫県立神戸北高校
神戸市立神戸西高校
神戸市立葺合高校
私立武庫川女子高校
私立仁川学院
私立滝川高校

「生き方GET」のご利用について

■大学や社会で求められる資質や能力開発のために

大学の学部教育、企業での人材育成の中で問題となっているのは、学問や仕事への①モチベーション(意欲)②課題探求能力③コミュニケーション能力などの不足です。本書では「社会での関わりの中で自己を位置づける」ためのヒントとなる教材を掲載しました。
内容は易しいものではありませんが、読み手の感覚を刺激し、新しい思考の場に導くことが出来るように配列しております。セクションごとに現代的課題に対して統合的、多面的にアプローチできるように設問を工夫しています。中高生だけでなく大学での教養、社会人教育でのご利用もおすすめします。
 

■生き方、在り方の探究「総合的な学習の時間」の導入期に

総合的な学習の時間の展開んついては①在り方、生き方の進路考察②現代的課題についての多面的学習③興味関心に対応する課題研究などの方面からのアプローチが考えられます。しかし、そのいずれをすすめるにしても生徒自身に問題意識が欠落していればモチベーションは期待できません。そこで総合的な学習の課題設定のヒントとしての本書のご利用をおすすめします。

グループ学習は、やや難解と思われるテーマにも積極的に取り組みやすい雰囲気をつくりやすい利点があります(グループ学習で強制的にグループをつくり話し合わなくてはならない場を設けるエンカウンターの手法を取り入れることで、自己開示を促し、他者との交流の中で自己を相対化する場を作り出すことができます。)ので本書のご利用には最適と考えられます。
 

■解釈・分析ではない「よみ」のありかた指導に

現代社会における様々な問題に触れ、その見識を深める科目としての国語の「現代文」の授業があります。しかしながら、教科書を使った一般的な「現代文」の授業の中では、教師の一方的な解釈・分析に時間が割かれがちであるという現状があります。一方、AO入試や小論文入試が増加する中で、生徒自身に十分にものを考えさせる授業の展開が強く望まれています。文章を読む「場」提供として、夏休みの課題や小論文対策指導での本書のご利用をおすすめします。


総合的な学習 生き方GET現代文 感想文(省略一部改変あり)より

★私はどのように生きたいのか、ということを心のどこかで思っていても、普段言葉にすることはないと思うので、自分を見つめ直すいいきっかけとなりました。今回生き方GETの授業を受けて、書くことで改めて自分がどう感じたのかがわかったのがうれしかったです。この授業では自分が思うことだけでなく、人が書いた物を読むことができた点がよく、違った見方を発見できたことが面白かったです。
★私はよく人の目を気にしてしまい、本当の自分をなかなか出すことができません。この高校に来たときも「とりあえず周りのみんなに合わせとく」という生活を送ってきました。仲良しグループの中でしか素は出せないまま3年生になりました。もうここまできたら「作った性格のままでもいっか」と思っていました。生き方GETの第1回目の授業で、Aqua Timesの「生きてゆくことなんてさ きっと 笑われるくらいがちょうどいいんだよ」という歌詞がすごく心に残ってその日の学校の帰り道でCDを借りて家で何回も何回も聞きました。そうすると自分でもわからないけど、ちょっとずつ素が出せるようになっていったみたいで、クラスの子から「もっとまじめな子やと思ってたけど、すごく話してておもしろいなっ。」と言われたときに、人生で嬉しさベスト3に入るくらいうれしくて、ちょっとだけ本当の自分をほめてもらえた気がしました。
★自分は昔から失敗すると後々まで後悔したり、他人から嫌なことをされるといつまでも心の中で恨みを募らせる、そんな暗い価値観の中で生きている人間です。だからこそ、生き方GET最終章の宇都宮さんは、全身ほとんど動かないのに、外に出かけるし仕事もするなどすべてができる人でした。健康なのに人付き合いがろくにできない自分は見習わなければならないと思いました。彼は「重度健全者」と笑いとばしていましたが、人の中身を決めるのは能力ばかりではない。そうしたことに気づかせてくれたのがこの授業で、嫌なことも時には受け入れてしまうことも必要だと気づくことができました。
★この前急に友達に「夢なに?」と聞かれて「えー、わからんから先言ってよ」って言ったら、真剣に夢を語ってくれました。ただだらだら過ごしている自分がとても情けなくなりました。今まで「なるようになるわ」できたし「あれだけは夢中になってがんばったなあ」なんて誇れるものが一つもありません。「どうせならもうヘタクソな夢を描いてゆこうよ」っていうAqua Timesの歌詞の気持ちです。今まで18年間ずっとあこがれるだけの受け身な人生で、やる前に線を引いていました。でも私の人生これからです!!意志を強くして憧れられるような、目のキラキラした人になります。
★この授業を通じて、私は「生きる」ということを初めて深く考えたように思います。人それぞれの生き方や考えの多様さに驚きました。私は、自分がどんくさいということもあって、要領よく、クレバーに生きることがすごいことだと思っていました。そうすれば、将来、幸せになれるような気がするからです。アクアタイムズの「決意の朝に」をはじめ、ミスチルも浜崎あゆみも“不器用な自分”を肯定するような歌詞をたくさん書いていて、とても意外に思いました。自分という存在を大切にできるような、そんな生き方がしたいです。
(担当者より)

感想文にコメントをつけて返します。今まで授業で書いてもらった作文の一部を後日カプスのホームページ(http://www.kobe-copse.jp/)や生き方GETのPR等に使わせていただけたらと思っています。名前は出しませんので、ご協力よろしくお願いします。不都合があれば言ってください。


生き方GETのご注文はこちらから

Vol.1
鷲田清一「じぶん この不思議な存在」
小浜逸郎「なぜ人を殺してはいけないのか」
柳田邦男「犠牲(サクリファイス)」
柳美里「自殺」
ほか

「生き方GET Vol.1」
定価:300円
Vol.2
村上陽一郎「滅びゆく生き物は、絶滅するのが正当な『自然』である!」
鷲田いづみ「生態系を蘇らせる」
青木雄二「ゼニの人間学」
辺見庸「もの食う人びと」
小倉千加子「松田聖子論」ほか

「生き方GET Vol.2」
定価:500円
Vol.3
岡田朋之・松田美佐編「ケータイ学入門 ~モバイル社会のゆくえ」
黒崎政男「デジタルを哲学する」
内田樹「子供は判ってくれない」
中山治「戦略思考ができない日本」
ほか

「生き方GET Vol.3」
定価:300円
Vol.4
渡辺京二「逝きし世の面影」
齋藤孝「スポーツマンガの身体」
千原ジュニア「14歳」
関口尚「そのままの光」
牧口一二「何が不自由で、どちらが自由か~ちがうことこそばんざい!」
ほか

「生き方GET Vol.4」
定価:500円
18年の研究の集大成としてベスト版がついに完成
2001年「生き方GET Vol.1(「心理・哲学」「生と死」)」、2003年「生き方 GET Vol.2 (「環境」「経済」「男と女」)」、2005年「生き方GET Vol.3 (「情報」「国際化」)」、2008年「生き方GET Vol.4 (「文化」「最終章」)」を刊行。そして、このたび「生き方GET BEST10」を刊行する運びとなりました。
掲載作品例
【お金のこととなると相談しにくいのはなぜ?】

…青木雄二 『ゼニの人間学』
【今、恋してますか?幸せですか?】
…宇多田ヒカル 『Automatic』
尾崎豊 『I LOVE YOU』
花村萬月 『二進法の犬』  
【正義ってなんだろう?】
…久美沙織 『正義ってなんだろう 10代の哲学』

「生き方GET BEST10」
(定価700円)



商品番号 商品名 金額 数量
get001 生き方GET vol.1 300円
get002 生き方GET vol.2 500円
get003 生き方GET vol.3 300円
get004 生き方GET vol.4 500円
best001 生き方GET BEST10 700円

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