尼崎市立高校に勤務する会員は、一年間、高三の国語表現の授業(生徒八名)で『生き方GET』を使って授業実践をした。
Vol.4の『決意の朝に』(Aqua Times)は歌詞への共感が多数あった。全員餓虎の曲を知っており、取りつきやすい教材であったようだ。同じくVol.4の『14歳』(千原ジュニア)、『南天のカノープス』(関口尚)も経験にリンクしやすいところから好評で、「全文を読みたいから本を貸してほしい」という生徒も現れた。
また、『社会を変えるを仕事にする―社会起業家という生き方―』(駒崎弘樹)は、就職希望者が初めて食について考えるきっかけとなった。
いずれにしても、「本を読みたい」という生徒がたくさん出てきて、授業担当者としては、正直なところ「楽しい」というのが一番の感想である。