【実践報告】「インドへの旅」カプスの原点とは?(2021年10月例会)

2021年12月12日(日)|by カプス管理2
 吉田ルイ子「インドへの旅」〔『高校生のための批評入門』(ちくま学芸文庫)所収〕。カプスでこそ開発できる教材、生徒の価値観を揺さぶるもの、社会構造への視線をのばすもの。それらを求めて実践した。

 小説「檸檬」のあと、担任のクラスで1時間の授業。範読の後、説明や発問をしながら読みを深めて、筆者の 批評性に迫る。「臭い」と「匂い」の対比を読み解き、「日本から持ち込んだ毒薬」は「人間本来の身体性を覆い隠している文明」であることに至った。

 生徒からは「サイコーの教材」「自分の視野を広げることのできる良い教材」という声のほか「生きることを問われる1時間だった」という感想もあった。

《会員からの意見》
  • ・生徒から上記のような言葉が出てきているのは収穫。
  • 黙読か範読か、教材や授業場面で使い分けを。
  • 指導者の狙い通り、思う方向に連れていきたい、という思いの強さについて。 →オープンエンドで「ともに考える」という姿勢(探究ベース)
  • 本教材では 60~70年代の「インドブーム」における日本人のあり方に踏み込めていない。
  • 「ぼくは、本当にいいことしたのだろうか」に焦点化させたい。

コメントをどうぞ




このページのトップへ