【教材検討】中島敦「山月記」×カフカ「変身」(2021年6月例会)

2021年07月25日(日)|by カプス管理2
《教材検討》
 カフカ『変身』との合わせ読みを提案。
 「山月記」では詩業、科挙などに生徒がリアリティを感じられないのではないかと思い、中島敦が読んで影響を受けたというカフカを。「山月記」のあとに『変身』冒頭を読み、「なぜ中島敦は主人公を虎に変えたのか」などの課題に取り組む。

《会員からの意見》
  • 「虎になった理由」を様々に語る「山月記」と異なり、変身の理由が語られない(まさに不条理)なのが『変身』。その対比は面白い。
  • 「ちくま文学の森」シリーズの『変身ものがたり』(ちくま文庫)には「山月記」も含 めた変身譚が。
  • 変身譚といえば安部公房「デンデロカカリヤ」(新潮文庫)も。

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