【実践報告】小説から身体論を考える(2021年2月例会)

2021年07月24日(土)|by カプス管理2
《実践報告》
教科書教材「自分の身体」(鷲田清一)の後、生徒の反応や実態をもとに予定していた指導案を修正。小説を教材に身体論を扱う。

教材はティム・オブライエン(村上春樹訳)「待ち伏せ」[筑摩書房『精選国語総合 現代文編』所収]。疑問に思う点や印象に残った表現などを挙げた。

《会員からの意見》
  • 良い教材。意外な組み合わせだが面白い。
  • 「条件反射的」の訳語について。
  • 「待ち伏せ」は身体論で読むことはできない。この小説は自分ではわからないことで身体が動いたことが特徴。
  • 身体は制御が効かないことを言いたい小説ではない。この小説を身体論に包摂してしまってはならないのでは。
  • ベトナム戦争の加害性を免罪符としてしまい、間違ったメッセージを受け取らせてしまう危険性も。
  • 複数教材は提示する教員の意図が働く。特に評論→小説では、小説の読みの方向性を決めてしまう難しさも。

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