『こころ』の実践(2019年10月例会報告)

2019年12月31日(火)|by カプス管理2
「こころ」の実践経過報告があった。

【目標】
1.一人称小説を読み解くことで、語り手を通してみた人物の心情を考えることができる。
2.自分たちで主体的に小説を読み解くことができる。(学習者ベース)
3.小説を読んで、問いを設定し、その答えを論述することができる。(探究ベース)

『こころ』の教材的価値とは何か? → なぜ、「いま」、「国語の時間で」、「こころ」を読むのか?
1.謎が多い作品を読むことで、一義的に定まらない解釈を考えることができる。
2.一人称の小説ならではの読み方ができる。(「語り手=私」の目を通してみた「K」の心情を考える)
3.作品をとおして、人の生き方についての考えを深めることができる。
4.小説の読み方を教えることができる。(象徴表現、情景描写、物語の展開、人物の心情)
5.長編小説を読むという経験(読書教育的な意味)
6.文豪の名作(古典)を読むという経験(教養的な意味)

【授業の展開】
内容読解(6時間) → 自分が考えたい問いを設定 → 小論文を書く

○毎回の授業スタイル
1人でプリントの問いを考える → 自由に歩いて相談・共有・チェック → ノート提出

○成果と課題
・一人ひとりの読みを確認しながら読解できる。(26人対象だからできること)
・相談、共有によって、誰もが読みを進められる。(「食いつき」はかなりよい)
・通読の難しさ

○会員からの意見
・授業中に読ませる工夫もある。
・読書指導は積み重ね。いきなり読むことはできない。
・生徒は共感する。心理を読み解く方法を教える上で、優れている作品である。
・小説でなければ考えられないことがある。
・内容読解は、もっと絞ってもよいのではないか。
・大きな問いを立て、ざっくり読解してから、細かい確認をしてもよいのではないか。
 →逆に、共通の土台を丁寧に確認して、それから探究的問いに向かうほうが、誰もが参加できる。

コメントをどうぞ




このページのトップへ