会員が実施した年間指導計画(結果)について、話し合った。
高校1年国語総合(現代文)のもの。単元名、評価の観点、身につけさせたい資質・能力、言語 技術、言語活動をまとめたもので、4人持ちの教員の共通理解を図っていた。
反省としては、「読む」指導の バランスに自信がない、「話す・聞く」の指導が実質的にできていない、ということであった。
これに対して、 会員からは次のような意見が出された。
・評論教材で「話す・聞く」指導を実践できる
(例)教材を○分で読む→1分間要約スピーチをさせる→評価をさせる→まとめ評価は、授業で学んだ「読み方」(接続語やキーワードなど)を使えているかどうか、ということ。これを繰り返すことで、論理的に話せるようになってくる。
・数字を示して具体性を持たせたほうがよい
(例)「分速〇文字で読む」「80字以内で要約できるようになる」などの具体性があるゴールを示す。数値目標は生徒も理解しやすく、スポーツ的な感覚で実感できる。
・全体(3年間/1年間)のゴールと、それを達成するための、単元(教材)ごとのゴールを示すべき
・大学入試、模擬試験とのつながりを、教科書教材で持たせるとよい。授業で扱う教科書教材と、模試とはかなりの隔たりがある。それをどれだけ縮められるか。