高橋源一郎『丘の上のバカ 僕らの民主主義なんだぜ 2』(実践報告)

2017年06月11日(日)|by カプス管理2
第193回例会(2017年5月28日)で、高橋源一郎『丘の上のバカ 僕らの民主主義なんだぜ 2』を素材にした実践について、活発な意見が交わされました。

素材内容は、鶴見俊輔の息子との対話(「おとうさん、自殺をしてもいいのか?」に対する応答 『教育再定義の試み』)を引用して、高橋源一郎が意見を述べた部分(P176~184)で、中学2年生を対象にして実践されました。

生徒は一心に読み、解答も様々で、「本当の知性」とは何か、「正義」とは何かを考えさせるいい教材だった、と実践者は感じたそうです。

以下のような建設的な意見が出て、今後、違う生徒を対象にした継続的な実践が必要だという結論になりました。

・意見の分かれる設問で考えを深めさせるためには、新たに問いを設定したほうが良いのではないか。
・「最も強く印象に残る一文を抜き出す」という現行の問いを、「本当の知性」というテーマに絞って考えさせる問いにすることで、生徒の意見が焦点化するのではないか。
・「鶴見さんの思考回路」に傍線を引いて、「鶴見さんの思考回路は、どんなものか」という問いが立てられるのではないか。
・今後の入試を踏まえて、80字で要約させる問いを入れておくことがよいのではないか。
・鶴見のこの文章は、「生き方GET」所収の『犠牲(サクリファイス)』(柳田邦男)にも引用されていた。ということは、力のある文章だということだろうが、今後ほかの生徒層でも実践してみることが必要だ。
 

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