まわしよみ新聞を実践!(第181回 2016年5月8日 例会報告)

2016年08月09日(火)|by カプス管理2
まわしよみ新聞 ワークショップ

今回は 13 時からスタートし、「まわしよみ新聞」のワークショップを開催した。

まわしよみ新聞とは、陸奥賢氏(観光家/コモンズ・デザイナー/社会実験者)が考案した「メディア遊び」である。三省堂の国語総合の教科書に採用されることにもなり、国語教育界でも注目されている。

最初に KP 法(紙芝居プレゼンテーション法)で説明を受けた後、グループに分かれ、個人で新聞を読み、気になった記事を3つ切り取る。次にグループ内で順番に記事をプレゼンする。感想を言い合いながら、徐々に盛り上がる。そして切り抜いた新聞を使って大きな壁新聞を作る。レイアウトを工夫したり、感想や編集後記を書いたりしながら、グループ独自の新聞を作っていった。最後に全体で共有した。
 
今回のワークショップは、国語教育の視点からの研究でもあるため、ワークショップ後半は、まわしよみ新聞の教材としての可能性を議論した。「話す・聞く・読む・書く」の力をつけることができる、他者と協力しながら盛り上がる、自分の視野が広がる、などの効果も理解できた一方で、国語科としての授業の中での評価をどうするか、時間配分、政治的発言への配慮、新聞の準備のさせ方などの課題も明らかになった。

 
実践報告 『リーダー論』 『ムーンナイト・ダイバー』

今回は2本の教材案の実践報告があった。

まずは、高橋みなみの『リーダー論』(講談 社 AKB48 新書)を教材に、「最高学年を意識する」というテーマで中学2年生対象に授業実践をした。HR での実践であったが、アイドルが書いた文章で生徒も取り組みやすく、生徒も「リーダーとは何か」を考え ることができたようである。

もう1本は、3.11 後のフクシマを舞台とした天童荒太の『ムーンナイト・ダイバー』(文藝春秋)を教材に、 高校2年生対象に授業を行った。生徒は必ずしも「震災」と結びつけて読むことはなかったようだが、読ま せる際のテーマ設定には課題が見えてきた。

今後は、このようなかたちで、グループ内で実践報告を行っていく予定である。

 
今回の決定・確認事項

・新教材のテーマの方向性を決定。
 (1) 切り口や視点が中2〜高1生徒に近いもの (主人公が同年代など)
 (2)中高生にぜひ読ませたいテーマ ・例会ごとではなく、普段からデータを共有して、即実践。

・作成グループを改めて決定

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