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2020年7月のオススメ本

2020年08月17日(月)|by ホームページ管理
       
タイトル 作者名 出版社
銀河鉄道の父 門井慶喜 講談社文庫
お金の減らし方 森博嗣 SB新書
ことばの危機 大学入試改革・教育政策を問う 阿部公彦ほか 集英社新書
死んでしまう系のぼくらに 最果タヒ リトル・モア
ユリイカ 2017 年 6 月号 特注=最果タヒ による最果タヒ   青土社
星に仄めかされて 多和田葉子 講談社
夢の浮橋 谷崎潤一郎 中公文庫
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2020年6月のオススメ本

2020年08月17日(月)|by ホームページ管理
       
タイトル 作者名 出版社
教養の書 戸田山和久 筑摩書房
武器としての資本論 白井聡 東洋経済新報社
学校って何だろう 苅谷剛彦 ちくま文庫
教育改革のやめ方 広田照幸 岩波書店
SDGs 時代の教育 北村友人ほか 学文社
細雪()()() 谷崎潤一郎 新潮文庫ほか
居るのはつらいよ 東畑開人 医学書院
読書する人だけがたどり着ける場所 齋藤孝 SB新書
いつも人間関係に振り回されてしまう先生へ 栗田正行 学陽書房
かすてぃら さだまさし 小学館文庫
雁の寺 水上勉 新潮文庫
店長がバカすぎて 早見和真 角川春樹事務所
未来への大分岐 資本主義の終わりか、人間の終焉か? マルクス・ガブリエル 集英社
学びを変えるドラマの手法 渡部淳、獲得型教育研究会 旬報社
大聖堂()()() ケン・フォレット SB文庫
大衆の反逆 オルテガ・イ・ガセット 岩波文庫
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多木浩二『消費されるスポーツ』教材検討(2020年7月例会)

2020年08月10日(月)|by カプス管理2
前回に引き続き、実践予定教材、多木浩二『消費されるスポーツ』に関連して、複数教材の検討をした。

事前に、4人から教材案が提出された。

雑誌記事『現代スポーツ評論』
 「スポーツを消費すること」について別の視点で考えることができる題材にならないか、という観点で選んだもの。スポーツにおける寛容さや偶然性を論じている。

新聞記事『朝日新聞』、雑誌記事『Number』、ツイッター(大迫傑選手)など
 「スポーツの消費者/被消費者の関係から、生産者/愛好者/支援者の関係へ」をテーマに、新聞記事、ツイッタ ー等の文章を読ませる。甲子園の問題など、生徒にとって身近なテーマの題材や、ソーシャルメディアを利用した新しいスポーツのあり方を紹介したものも。

國分功一郎『暇と退屈の倫理学』、若林幹夫『「誰か」の欲望を模倣する』、橋本努『ロスト近代』
 「消費」を理解するための文章。消費の構造や、欲望の構造を知ることで、本文の読解の助けとし、さらに消費 社会以降の現代を考えるための視座に。

森博嗣『お金の減らし方』
 本文に即した「スポーツとメディアの結びつき」のほか、「消費と生産」、消費と結びついてるもの、自分とお金との理想の関係などについて、グループで考える。

《会員からの意見》
・「理解する」レベルの読解力はある生徒。それを生活実感・感覚として落とし込めるようにしたい、
・現代文の授業では、むしろ生活とは異なる知のあり方に違和感を覚えてほしい(それが教養、知への入り口)。
・効率を求める気持ちが強い受験生。その現状の中で自分が面白いと思う文章を与えることだけで、果たして生徒が変容するのかと思う(何かの仕掛けがいるのではないか)。
・高校生は「あたまでっかち」で実感を伴わなくても「わくわく」するような体験をしてほしい。
・集団で同じ場で学んでいるからこそ、学びが促されるのではないか。

松井仁(当研究会代表世話人)より
・生徒に変化を促す。定義付けをしっかりして、知の背景を教えることが大事。現代文はこんなにおもしろいんだ、ということを示さないといけない。
・常識にどっぷりつかっている生徒から、常識論、通俗的道徳を、1枚1枚剥がしていき、戦っていくのが高校の現代文。そうすると生徒が「え! そうなんや!」という意外性に出会う。それが学びへの楽しさへ。
・やさしい教材で、価値観を揺るがす。授業では教師の人生観、世界観が出る。希望を埋め込んでほしい。

○参考図書
・加藤周一「オリンコーラ」
・多木浩二『スポーツを考える』
・三浦雅士『考える身体』『身体の零度』
・橋本努『自由に生きるとはどういうことか』
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「精神的な密」を!(2020年7月例会)

2020年08月10日(月)|by カプス管理2
今回もオンラインでの開催となった。

当研究会代表世話人の松井仁よりの熱いメッセージ。

(1)黒人差別問題についてー“Black Lives Matter”をどう訳すか?―
 「黒人の命は」か、「黒人の命も」か、「黒人の命こそ」か。メディアは「も」を使っているが、それではぼやけてしまう。ある人が「黒人の命を軽く見るな」と訳していたが、もっといい訳があるかもしれない。黒人問題の歴史的背景も含めて、助詞一つで現代文と古文を教えることができる。これを材料にしながら授業ができないだろうか。

(2)教師教育論
 コロナ禍での教育論は、授業時間の確保、行事の削減、今まで通りのオンライン授業など、ずれていないだろうか。もう一度立ち止まって考えてみる必要がある。
 学校で教える本質は何か。その本質を教師が共有しているか。「群れ」である生徒は、行事を通して「集団」に変わる。身体的な密ではなく、精神的な密を考えるべき。
 大阪の私学(進学校)で、コロナ後の世界でいるもの・いらないもの、を討議させたところ、「いらない」の筆頭は教師だと生徒が言ったそうだ。
 今こそ、教育の本質を議論すべきである。
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オンライン教材共同研究(2020年6月例会)

2020年08月10日(月)|by カプス管理2
オンラインによる共同での教材研究についての報告があった。

遠方の研究仲間と「Google Jamboard」というサービスを使って共同で教材研究を実施。

「漁夫之利」や『羅生門』について、「教材で指導できること」「内容価値や技能価値」 等について、ウェブ上で付箋を貼りながら考えを深めていった。

「Google Jamboard」は無料で利用でき、教材研究だけでなく、オンライン授業でも活用できる可能性がある。
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教材としての価値(2020年6月例会)

2020年08月10日(月)|by カプス管理2
コロナウイルス感染拡大防止のため、5月に続いてオンラインでの開催となった。

実践予定の教材についての、教材的価値、教材とし ての扱い方・問題点、複数テキストに適した文章等について、ア イデアを出し合った。

対象は高校1年生国語総合(現代文)。コロナで年間計画が見通せないが、2学期以降に取り上げたいと考えている。

《吉田秀和『ヘンデルと力士』について》
・普遍と個の往還が面白いと感じている。
・「アイネ・クライネ~」など音楽の素養がない生徒にとっては、何のことかわからないのではないか。
・曲を、教材を読む前に聞かせるのか、後で聞かせるのか?
・YouTube など、自分の興味があるジャンルしか見ないという生徒に、どうやって迫らせていくのか?
・社会的共有知、教養が失われて久しい現在だが、現代文の文章を通して、世界を広げてほしい

《多木浩二『消費されるスポーツ』について》
・テニスの「タイブレーク」など、メディアによって、面白くなるからスポーツのルールが変わる、という指摘が面白い。自分がやっている身近なスポーツが、消費の対象になっている、ということを考えさせたい。

○「消費」を考えるために
・『生き方GET Vol.4』より「巨額を稼ぎ出すハローキティの生態」を読ませる。
・まずは、消費に関するイメージを生徒が持てるように、生徒の生活実感のなかから引き出すようにしたい。
・「消費される」というタイトルが、「消費」に否定的な印象をもたせるが、現在において、もはや「消費」は否定的なものとして捉えられるのではなく、われわれは消費とともに生活している。

○身体論を考えるために
・・鷲田清一『普通を誰も教えてくれない』(東大過去問1999より)
・特に受験生であれば、現代文頻出テーマの身体論を合わせて教えたい。

○オリンピックとナショナリズムを考えるために
・阿部潔『スポーツとナショナリズム』、加藤周一『オリンコーラ万歳』(『JIN式入試現代評論の技法』より)
・スポーツとナショナリズム、時事的な東京オリンピックの問題を批判的に考えさせたい。

○現代のメディアとスポーツを考えるために
・・インターネットメディアとスポーツの関係を調べて考える。
・原文は1995年出版で、「テレビ」で終わっており、メディアの捉え方に古さがある(生徒はテレビを見ない)。
・歴史という観点から、インターネットの発達した現代、あなた達はどう捉える?というような、自分たちが具体例 をあげてみる発展的な課題を与える。

○会員からの意見
・スポーツイベントと置き換えていけば時代性の問題はクリア。
・「する、見る、支えるスポーツ」という、社会体育から社会スポーツへの流れを理解して授業をしたい。
・「eスポーツ」はヒントになる。(NHK『逆転人生』2020.6.8)
・スポーツと「消費(+メディア)」を中心に、これからどうあるべきかを考えさせて、書かせていきたい。
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