更新履歴

2018年1月のオススメ本

2018年01月29日(月)|by ホームページ管理
       
タイトル 作者名 出版社
スマホ廃人
今や10代の約9割、シニアも半数が活用するスマホ。圧倒的な便利さから依存する人も多い。その理由と仕組みとは?賢くスマホと付き合う術を説く。
石川結貴 文春新書
教育改革の9割が間違い
文科省によって決定された過去の教育改革は度々失敗に終わった。その原因は理論の正しさばかり重視し、実践を考慮してなかったことにある。同じ過ちを繰り返さないため、問題の本質と構造に迫る。
諏訪哲二 ベスト新書
君たちはどう生きるか
吉野源三郎の名作を羽賀翔一がマンガ化。知的好奇心旺盛な「コペル君」が、父親代わりに見守る「おじさん」とのやりとりを通じて、生きる意味を平易に、そして深く説いた一冊。メディアでも話題。
吉野源三郎 マガジンハウス
昼間のパパは光ってる
縁の下の力持ちと称されることの多い土木業界。そこで働く主人公の「パパ」が、働く喜びと苦悩、家族への想いを抱え、成長していくビジネスドラマ。
羽賀翔一 徳間書店
忘れられた巨人
ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの作品。主人公の老夫婦をはじめ、村の住人たちは過去を忘 れてしまっている。その原因を探るべく、村を後にした老夫婦。様々な人々との出会い。最後に待つものとは。
カズオ・イシグロ 早川書房
秋の舞姫
『舞姫』の「エリス」が来日した 36 日間を創作。フィクションながらも、明治の日本とは何かを伝えて くれる一冊。マンガの絵の魅力も存分に味わえる。
谷川ジロー他 双葉社
マジ文章書けないんだけど
タイトルとは裏腹に、わかりやすい文章を書くうえで必要な技術が詰まっている。朝日新聞のベテラン校 閲記者が教える、「マジで文章がかける」ようになるための一冊。
前田安正 集英社文庫
コメント(0)

『舞姫』についての検討(第201回 2018年1月8日 例会報告)

2018年01月28日(日)|by カプス管理2
今回は、『舞姫』の授業案について検討した。『舞姫』といえば、高等学校国語科現代文の教科書において定番教材として長く取り扱われている。 しかし、原文が長く難しいこともあり、授業では苦戦する会員も少なくないのが現状である。そうした ことも含め、全8時間で授業を計画し授業案を持ち寄ることとなった。議論の内容は以下の通り。

〔朗読について〕
授業案に、朗読(CD)を聞くという活動があった。この活動について、「朗読を聞かせることの意義とは何か?」という質問が出た。
・視覚ではなく聴覚から情報を入れることで、原文特有のリズムや文体を味わうことができる。
・明治という時代はどのようなものかということは、原文の文体に触れるなかで捉えさせたい。そうした意味で朗読(CD)はひとつの方法として考えられる。
・一斉授業を成り立たせるための手段として朗読は効果的である。また、本文をどこで区切るのかということのお手本にもなる。

〔読む速度について〕
授業案に、「17000字の本教材を分速 1分として17分で読む」活動があった。それに対して、「17分で本教材を読み、理解することは(生徒の学力によっては)難しい」とい う意見が出た。
・「○○が生徒はできない」という発想ではなく「○○ができる生徒」に育てていくという発想。
・日々の授業の中で、速く読むためのトレーニングを積み重ねていく。そうすることで初めて、生徒たちは速く読むための技術を習得する。

〔発問について〕
授業案に、「主人公を自分と照らし合わせて考えを書く」という活動があった。そのなかで、「あなたが主人公の豊太郎ならどうするか」という発問に対して意見が出た。
・自身と照らし合わせて考えを書くことは難しい。
・主人公というフィルターを通して考えさせる発問ならば可能である。

以上のように、「授業を実施した」「実施していない」に関わらず活発な議論となった。現場で実践する際のポイントとして活用したい。

回は、『夢十夜』「第一夜」の検討をしていく。
コメント(0)
このページのトップへ